こんにちは!札幌オンライン英語教室ブラックフラミンゴのそうたです。このブログではよく教育についてのこと考えています。今日は以前のブログでも何度か紹介した物理学者のMichio Kakuさんが考える教育について紹介したいと思います。内容はV.O. Complete. How Einstein helped me to become a scientist. Michio Kakuというインタビューからです。
◦What is a meaning education?
When you enter junior high school or middle school, science becomes memorization. Memorizing things that are totally irrelevant and not important at all. I remember that I had to memorize the minerals out there, in the parts of a flower but those are not important.
What is important is principles or concepts. Not memorizing the names of a flower. In the future, we scientists are going to put the internet in our contact lens. We will blink and we will be online. We will see your biography right next to your name. if I want a lecture, I will simply call for it in my contact lens. College students of course will be the first ones to buy these contact lenses to take exams. So, memorization is not going to mean so much in the future. The elements of nature, the periodic chart, you blink and there it is.
What we want to teach is principles, evolution, concepts, Newton’s laws of motion, things that are fundamental, rather than simply memorizing the parts of a flower. That is why I think that our educational program is very backward. We do graduate people from college with a good education so they can thrive and live in the world of 1950. The problem is we do not live in 1950 anymore.
◦意味のある教育とは何だと思いますか?
私たちが中学校に入ると、科学は暗記科目になります。自分たちとは何も関係なく、全く重要ではないことを覚えるんです。私も鉱物などの無機物の名前や花の部分の名称など覚えなければいけなかったことを覚えていますが、それらは重要ではありません。
重要なことはそこにある原理や概念です。花の名前を覚えることではありません。将来、私たち科学者はコンタクトレンズにインターネットを付け加えるでしょう。瞬きしたら、オンラインに接続されるんです。そしてあなたと話している人の名前とその人の説明が表示されます。私が講義やるときも、単にそのコンタクトに表示させることができます。大学生はこのコンタクトレンズを購入して、試験に臨むでしょう。こうしたことが起きるので、暗記することに意味はなくなるでしょう。自然の元素、周期表、瞬きすればすぐに見れますからね。
私たちが教えたいのは、花の名前を覚えることよりも、原理、進化の過程、概念、ニュートン力学など、もの事の根本にあるものです。そういった意味で、今の教育プログラムは未来のためにはなっていないと思います。良い教育を受けたといって卒業していく生徒たちも、それが通用するのは1950年の世界です。問題は私たちはもう1950年にはいないんです。
こういった教育のシステムやプログラムも確かに改善点は多いと思いますが、付け加えたいことは、最終的にはその人自身が自分で考えて学習を進めていくことが大切ですね。
僕自身も何度もテストのためだけに暗記をした経験がありますが、これは先生とか学校の問題ではなく、僕自身が避けるべきだったことで、自分自身がKakuさんの言うようにもっと原理や概念に目を向けていくべきだったはずで、すべては自分の責任だった感じています。
1人1人が自分の頭を使っていくことが何よりも重要で、勉強の方法だっていろいろあって良いと思います。英語の学習も周りのシステムやペースに合わせないで、どんどん自分の思うように進めていきましょう!Be proactive!
齊藤綜太
インターネットがどんどん発達している今、教育のあり方そのものに目を向ける必要がある。
これは、おそらく多くの人が、「何となく」感じている事実だと思います。
インターネットの世界は、私たちの現実の時間のおよそ5倍から6倍の速さで進んでいると言われます。
時代に教育が追いつくために、もっとたくさんの技術を取り入れ、新しいことに挑戦することはもちろんかもしれないけれど、
それよりも一度立ち止まって、根本にあるもの、つまりそうた先生がいう「原理や概念」に目を向ける必要があるというのは、私にとってとても新鮮に聞こえました。
確かに、何のための勉強なのか?を考えるべきなのは、学んでいる本人かもしれません。
が、それを子どもたちに伝え、正しい方に導くことができるのは大人たちです。
そういった意味で、私たち大人も、学びの原理と概念について考えたいですね。
英語も、単語は調べればすぐに辿り着くことができますが、その場にあったふさわしい単語であったり言い回しというものに辿り着くことができなかったりします。
だからこその、勉強だと私は思っていて、たくさんの本にふれ、こういったたくさんの人のインタビューを聞き、表現を自分の中にどんどん取り込んでいってほしいと思います。
翻訳機があるから、英語を勉強する必要はもうすぐなくなる!なんて声も聞こえますが、
機械を通してではなく、自分の中から溢れる感情や想いを、自分の選んだ言葉で伝えてこそのコミュニケーション。
私は、その思い出今も、これからも、自分自身も学び、そしてそれを還元し伝え続けていきたいと思っています😊