こんにちは!札幌オンライン英語教室ブラックフラミンゴのそうたです。前回からの続きです。アジア人と西洋人の考え方の違いについてでした。それについてのもう一つの例です。これはアメリカ人と日本人のお母さんの子供との遊び方を観察したお話です。
それによるとアメリカ人のお母さんたちは子供たちと遊ぶときにそのものの名前を、日本人のお母さんたちの二倍多く使っていたそうです。
一方で日本人のお母さんたちは社会での決まり事・礼儀が、アメリカ人のお母さんたちの二倍多く遊びの中に入っていたそうです。
例えば車のおもちゃで遊んでいるとき、アメリカ人のお母さんは、“That’s a car. See the car? You like it? It’s got nice wheels.”(これは車だよ。この車見える?これ好き?カッコいいタイヤがついてるね。)のようにものの名前がよく出てくるようです。
一方で日本人のお母さんは、“Here! It’s a vroom vroom. I give it to you. Now give that to me. Yes! Thank you.”(はいこれ、ブルーンブルーン(車の効果音)、はいこれあげるね。じゃあ今度はそれお母さんにちょうだい。そうそう!ありがとう。)のように人との接し方が遊びに入ってくるようです。
この例からアメリカの子供たちはこの世界は主に場所+ものがベースでできていることを学び、日本の子供たちはこの世界は主に何かと何かの関係性がベースでできていることを学ぶ、という結論です。サルとパンダorバナナの例(前日の記事)はサルとパンダは同じ生き物だけど関係性はゼロ、サルとバナナは関係が深いけどちがうものということになりますね。
この文章のはじめにも出てきますが、英語を学んでいるとどこかでThere is/areを学ぶポイントが来ますよね。この考え方は僕は最初全く分からなかったですが、今は今日の話を踏まえるとよくわかります。なぜかというと、英語の世界は基本的に場所+ものがベースなので、まず場所(Space)がないと始まらないということで、There is/areでまずThereという架空の空間を作ってそこに何かしらのものを置いて、そこから自分の言いたいことを説明していくといったところではないでしょうか。一方の日本語はものでも人でも気持ちがあるからそこが一番大切な言語だと思います。ものを大切に扱う=誰かの思いがこもっているor神様が宿っているという理解があるかなと思います。
もっと話したいことは出てきそうですがこの辺で止めときます(笑)。アジア人と西洋人の違いとしてスタートして、日本語と英語の違いに終わりましたが、後者の違いは前者の根本的な違いにつながると思います。こういったことはすぐにわかることではないと思うので改めて続けていくことは大切だと思いますし、どんどん新しい発見があるので終わりのないものだと思いました。興味のあるかたいましたら一緒に話しましょう!
齊藤綜太
先日、生徒さんとのレッスンで、
「何人家族?」とか、「あの図書館って古い本がたくさん置いてあるんだよね」
とか言いたい時、なんて言いますか?と質問してみたんですが、
My family is・・・
Old books….? The library…?
と、何を主語にしたらいいのかわからなくなり、さらにそのあと続く動詞もわからなくなってしまいました。
主語を何にしていいかわからない…というこれ、結構あるあるなんです。
考え方の違いを埋める作業が、英語学習という話をYouTubeでもしたことがありますが、そうた先生のように考えたり調べたり、あとはアンテナを高く張っておくと色々な情報を逃さずキャッチできます。その中で、あーこういうことなんだ!と、ただの文法構造というよりも、より深く英語という言語を理解することができるようになります。
そして英語圏の人と話すときに、言葉の壁だけでなく、文化の壁というものも低く感じる瞬間があるんです。
なのでコミュニケーションツールとしてとらえると、英語はやっぱりいろんな学び方をしておくことが面白いし、いいよって、私は思います(#^.^#)