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㊲Asians and Westerners think differently? 3

Learning Journey with Sota

2022.01.26

 

こんにちは!札幌オンライン英語教室ブラックフラミンゴのそうたです。今日はAsians and Westerners think differently? 3と題して2つの地域に根付く対照的なことわざを紹介したいと思います。

まずはAsia側のことわざです。日本でもよく聞いたことがあると思いますが、それがこちらです。

◦The nail that sticks out gets hammered down(出る杭は打たれる).

The nail that sticks out(飛び出る釘は)gets(~を得る)hammered down(ハンマーで抑えられる)ということで出る杭は打たれるです。自分が目立ちすぎたり、できすぎたりするとたたかれたり憎まれたりするということわざです。僕自身も昔からよく耳にしていました。

 

続いてWestern側のことわざです。

◦The squeaky wheel gets the grease(キキーっと音を立てる車輪はグリースを得る).

Squeakyは短く高い音を発しているという意味、wheelはホイール、タイヤの内側の鉄の部分のこと、そしてグリースというのは潤滑油のことです。つまりことわざの意味としてはAsiaのとは真逆の意味、音を立てれば手助けがもらえるという意味です。

 

という2つのことわざを紹介しました。ほんとに対照的なことわざだと思います。そしてこの2つのことわざが世界を大きく分けたときの根本的な違いに直結するものだと感じます。

僕自身1日の中で日本語で考えるときもあれば、英語で考えるときもあります。今の日本では海外からの考え方が入ってきてるので、やりたいことをやりなさい、好きなことをやりなさいと言ったアドバイスは一般的になっています。でも僕自身日本語で考える・日本人として考えるとこういったアドバイスにはいつも自分の中で若干歯止めがかかります。やっぱりハンマーでたたかれること少しは気になるので(笑)。

一方で英語で考えているときには自由に生きること、やりたいことをやること、自分の人生を生きることが絶対に最優先だなと思いますし、嫌なことはやらない方が良いという考え方がすっと入ってきます。というかむしろどんどんうまくならないとダメだろって思います。

とは言っても結局その人次第な気はします。日本で育っていてもthe squeaky wheel gets the greaseが根本にありながら生きていく人はいると思いますし、英語圏で育っていてもthe nail sticks out gets hammered downを根本に生きていく人もいると思います。野球選手のイチローさんは出る杭は打たれるということわざについてどう思いますかと質問を受けた際に、“ええと、それは簡単でとにかく出まくっちゃえばいい、突き抜けちゃえば良い”とおっしゃっていましたし(すごっ!)。まぁどちらも事実かなとは思うのでその時の状況や時代によってうまく考え方を使い分けていくことが必要かもしれません。

ともかくこういったことわざからは文化+英語を学べるので学習に使ってみてください。興味がある方がいたら一緒に話しましょう!

 

齊藤綜太