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Student-centered learningとは? ~「先生が話す授業」から「生徒が学ぶ授業」へ~【英語の先生向け】

英語の先生向け

2026.06.29

Teacher Training Courseで、私が最初にお伝えすることがあります。

それは、

「授業で一番話しているのは誰ですか?」

という質問です。

 

Student-centered learningとは?

Student-centered learningとは、日本語では「生徒主体の学習」と訳されます。

私は、一つの目安として、

Student 70%、Teacher 30%

くらいの発話量を目指しています。

もちろん、新しい文法を導入するときや説明が必要な場面では、先生が話す時間もあります。

しかし、授業全体を振り返ったとき、

一番英語を話していたのは先生なのか、それとも生徒なのか。

この視点は、とても大切です。

英語はスポーツや楽器と同じで、「聞いているだけ」では上達しません。

実際に口に出し、使い、間違えながら身につけていくものです。

 

Teacher Training Courseでのやり取り

先日、Teacher Training Courseの受講生にこんな質問をしました。

「あなたの授業は、生徒と先生、どちらが多く話していますか?」

返ってきた答えは、

「断然、私です。」

でした。

そこで、

「なぜそうなっていると思いますか?」

と聞くと、

「学校の授業ってそういうものだからでしょうか。」

そして、

「レベル差があるからです。」

という答えも返ってきました。

どちらも、とても正直な答えだと思います。

実際、多くの先生が同じ悩みを抱えています。

 

大切なのは、教材ではなく授業設計

私はよく、

「ヒントは授業の中にたくさんあります。」

とお伝えしています。

例えば、カルタ。

先生が英単語を言って、生徒がカードを取る。

これだけでも十分楽しい活動です。

でも、少しだけ工夫してみます。

カードを裏返して円になって立つ。

先生が言った英単語を、全員で5回発音する。

そのあと、「せーの!」で振り返ってカードを取る。

たったこれだけで、

全員が英語を発話する時間が生まれます。

つまり、同じ教材でも、

Teacher-centeredにもStudent-centeredにもできるのです。

 

「話す時間」を意識するだけで授業は変わる

Student-centered learningは、特別な教材を買うことではありません。

難しい理論を覚えることでもありません。

一つひとつの活動を見ながら、

「ここで生徒が話せる場面を増やせないかな?」

と考えることです。

先生が説明を5分短くする。

その代わりに、生徒同士で1分話してみる。

ペアで質問し合う。

友達の答えを聞いてリアクションする。

そんな小さな積み重ねが、生徒主体の授業につながっていきます。

 

最後に

授業が終わったあと、ぜひ一度振り返ってみてください。

今日、一番話していたのは誰だっただろう。

もし答えが「先生」だったなら、次の授業では一つだけ、生徒が話す場面を増やしてみてください。

Student-centered learningは、一度に授業を大きく変えることではありません。

「先生が教える授業」から、「生徒が学ぶ授業」へ。

その小さな一歩の積み重ねが、生徒の自信や主体性、そして「英語って楽しい」という気持ちを育てていくと、私は考えています。




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