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子どもの英語学習、目標はどう決める?|親子で考える目標設定のポイント

ブラックフラミンゴ

2026.08.21

「英語で何ができるようになりたい?」

子どもにそう聞いたとき、

「別にない」

「わからない」

そんな答えが返ってくることは、珍しくありません。

英語学習では「目標を持つことが大切」とよく言われます。

では、子どもの英語学習の目標は、どうやって決めたらいいのでしょう。

「将来、海外で働きたい」
「留学したい」
「外国の人と話せるようになりたい」

そんな夢がすでにある子なら、そこから目標を考えることができます。

でも、すべての子どもが最初から「英語でやりたいこと」を持っているわけではありません。

むしろ、

「特にない」
「まだわからない」

という子の方が多いのではないでしょうか。

では、そんなとき、親子でどう目標を決めたらいいのでしょう。

「将来何がしたい?」から始めなくてもいい

大人はつい、

「海外に行ってみたい?」

「英語を使う仕事に興味はある?」

「外国の人と話せるようになりたい?」

と、英語を学ぶ大きな目的を探したくなります。

もちろん、すでに本人の中にやりたいことがあるなら、それを大切にしたらいいと思います。

でも、まだ経験の少ない子どもにとって、自分が将来どんな世界で生きるのかを想像することは簡単ではありません。

知らないものの中から「やりたいこと」を選ぶのは難しいものです。

だから、最初から立派な夢や目標を見つけようとしなくてもいい。

まずは、

「今、英語で困っていることはある?」

「何ができるようになったら嬉しい?」

「次は何ができそう?」

そんな、今の子どもに近いところから一緒に考えてみてはどうでしょうか。

英検や学校の成績が目標でもいい

「英検5級に合格する」

「次のテストで80点を取る」

「英語を得意科目にする」

それも、十分に目標になります。

英検や学校の成績だけが英語学習の最終的なゴールになってしまうのは、少し違うかもしれません。

でも、まだその先にやりたいことが見つかっていない子にとって、目の前にあるわかりやすい目標は、学習を続けるための道しるべになります。

そして、小さな目標を達成することで、

「前より読めるようになった」

「英語のテスト、結構できた」

「先生の言っていることがわかった」

という経験が増えていきます。

この「できた」は、次の目標を考えるための大切な材料になります。

「英語が得意」が、夢を見つけるきっかけになることもある

私は、必ずしも

「夢があるから英語を勉強する」

という順番だけではないと思っています。

英語を続けていたら、少しずつできるようになった。

できるようになったら、英語が好きになった。

英語が得意になったことで、今まで興味のなかった世界が身近になった。

そこから、

「海外に行ってみたい」

「留学してみたい」

「外国の人ともっと話してみたい」

「将来、英語を使う仕事も面白そう」

と、新しい夢が生まれることもあります。

子どもは、自分の知らない世界を目標にすることはできません。

でも、英語ができるようになることで、これまで見えていなかった世界が見えてくることがあります。

だから、「まだ夢がないから、英語を勉強する目的もない」ではありません。

今はただ「英語を得意にしたい」でもいい。

その先に、今はまだ本人にも見えていない目標が待っているかもしれません。

親子で決めるなら「少し先」の目標から

では、実際に子どもと目標を決めるときにはどうしたらいいのでしょう。

私は、いきなり一年後、三年後の大きな目標を決めるより、

「今できていること」と「次にできるようになりたいこと」

を一緒に考えるところから始めるのがおすすめです。

たとえば、

「英検5級に挑戦してみる」

「次のテストでは前回より10点上を目指す」

「先生に英語で一つ質問してみる」

「この本を一人で読めるようになる」

など、その子にとって少し頑張れば届きそうな目標を一つ決める。

そして達成したら、

「できたね。じゃあ次はどうする?」

と、また一緒に考える。

目標は一度決めたら変えてはいけないものではありません。

子どもの成長や興味に合わせて、何度でも更新していいものです。

目標は、最初から完成していなくていい

「英語で将来何がしたい?」

「まだわからない」

それも、一つの答えだと思います。

今は英検でも、学校の成績でも、「英語をちょっと得意にしたい」でもいい。

まずは今の自分より少し先にある目標を一緒に決めて、できることを一つずつ増やしていく。

その「できる」が自信になり、興味を広げ、いつか本人が本当にやってみたいことにつながるかもしれません。

子どもがまだ知らない未来の答えを、大人が急いで決める必要はありません。

目標は、英語を始める前に完成させるものではなく、英語を学びながら、子どもと一緒に育てていくものなのだと思います。