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英語の発音はなぜ大切?文法が合っていても伝わらない理由

英会話コース

2026.08.28

文法が合っていても、発音が違えば英語は伝わらない

英語は、単語と文法を正しく覚えれば話せるようになる。

そう思われることも多いのですが、実際の会話では、それだけで十分とは限りません。

文法的に正しい英文を話していても、発音が大きく違えば、相手に聞き取ってもらえないことがあります。

発音は、英語をきれいに聞かせるためのものではありません。

自分の言いたいことを相手に届けるために、必要な力です。

文法が正しくても、聞き取ってもらえないことがある

日本の英語学習では、単語を覚えたり、文法問題を解いたりすることに多くの時間を使います。

もちろん、単語や文法はとても大切です。

ただ、実際に誰かと話すときには、頭の中にある英文を「音」にして、相手へ届けなければなりません。

日本語にはない音をすべてカタカナに置き換えて発音したり、単語のアクセントが大きく違っていたりすると、正しい単語を使っていても理解してもらえないことがあります。

反対に、多少文法を間違えていても、大切な単語の音がきちんと伝われば、相手が意味をくみ取ってくれることもあります。

英語を使ってコミュニケーションをするためには、「正しい英文を作れるか」だけでなく、「相手に伝わる音で話せるか」も必要なのです。

発音とは、一つひとつの音だけではありません

発音というと、rlthなど、日本語にはない音を思い浮かべる方も多いかもしれません。

もちろん、一つひとつの音を正しく出せることも大切です。

しかし、英語の伝わりやすさに関係するのは、それだけではありません。

  • 単語のどこを強く読むか
  • 文の中でどの部分を強調するか
  • 単語同士の音がどのようにつながるか
  • 英語らしいリズムで話せているか
  • 語尾の音まで発音できているか

こうした要素も、相手が英語を聞き取るうえで大切です。

一つひとつの単語は正しく言えていても、すべて同じ強さで区切って話すと、かえって伝わりにくくなることがあります。

英語特有のアクセントやリズム、音のつながりまで含めて、発音なのです。

リスニングが苦手な原因は、発音にあるかもしれません

「英語を何度聞いても、なかなか聞き取れるようにならない」

リスニングに苦手意識のある生徒さんから、よく聞く言葉です。

リスニングを伸ばすためには、とにかく英語をたくさん聞けばよいと思われがちです。

もちろん、英語を聞く量を増やすことも必要です。

ただ、自分が覚えている音と、実際に話されている英語の音が違っていると、何度聞いても知っている単語として認識できません。

文字を見れば意味がわかる簡単な単語なのに、音声になると聞き取れない。

そのような場合、単語を知らないのではなく、その単語の正しい音を知らないことがあります。

例えば、英単語をカタカナに近い音で覚えていると、実際の会話でその単語が使われても、自分が知っている言葉とは違うものに聞こえてしまいます。

さらに、英語は単語を一つずつ、はっきり区切って話すわけではありません。

前後の音がつながったり、一部の音が弱くなったり、ほとんど聞こえなくなったりします。

単語を一つずつゆっくり読む音しか知らなければ、自然な速さで話されたときに聞き取れないのも、無理はありません。

たくさん聞く前に、自分で正しい音を出してみる

リスニングを伸ばすうえで大切なのは、ただ聞き続けることではなく、自分の口で正しい音を再現できるようにすることです。

まずは音声をよく聞きながら、一つひとつの単語を正しい発音で音読します。

その後、単語同士の音のつながりや、強く読む部分と弱く読む部分を意識しながら、少しずつネイティブのスピードに近づけて読んでいきます。

最初は文字を追うだけで精いっぱいだった英文も、繰り返し音読することで、英語の音やリズムが少しずつ自分の中に入ってきます。

自分で同じような速さとリズムで言えるようになると、実際の音声を聞いたときにも、

「今、この単語を言った」

「ここは音がつながっている」

と気づけるようになります。

リスニングが苦手なとき、ただ同じ音声を何度も流すよりも、正しい発音で音読し、ネイティブの速さやリズムに近づけていく。

これが、リスニングを伸ばすうえでの近道です。

リスニングは、耳だけで行う練習ではありません。

自分の口を動かして英語の音を作れるようになることが、聞き取る力にもつながっていきます。

文字と音を結びつけることも大切です

子どもの英語学習では、フォニックスを通して、文字と音の関係を学びます。

アルファベットの名前を覚えるだけではなく、その文字が単語の中でどのような音になるのかを知ることで、初めて見る単語でも自分で読もうとできるようになります。

単語を一つのかたまりとして丸暗記していると、覚えた単語は読めても、少し違う単語になると読めません。

文字と音のつながりがわかってくると、

「この文字だから、この音かもしれない」

と考えながら読むことができます。

これは発音だけでなく、リスニングや読む力、書く力の土台にもなっていきます。

発音は大切。でも、直し方も大切です

発音が大切だからといって、子どもが話すたびに止めて、すべての間違いを直せばよいわけではありません。

何かを伝えようとしている途中で何度も訂正されると、子どもは少しずつ、

「間違えたくない」

「合っているかわからないから、言わないでおこう」

と思うようになることがあります。

まずは、その子が何を伝えようとしたのかを受け取る。

そのうえで、必要な音をもう一度聞かせたり、一緒に言ってみたりしながら、少しずつ伝わる発音へ整えていくことが大切です。

発音は大事だからこそ、ただ厳しく直すのではなく、「もう一度言ってみよう」と思える関わり方が必要です。

英語を「知っている」から「伝えられる」へ

英語は、テストの答えを書くためだけのものではありません。

自分の考えや気持ちを、誰かに伝えるための言葉です。

単語や文法を学ぶことと同じように、発音を学ぶことも、英語を使えるようになるために欠かせません。

札幌市厚別区にあるブラックフラミンゴ英語教室では、ただネイティブのようにきれいに話すことではなく、相手に伝わる発音を身につけることを大切にしています。

また、正しい音を自分で作り、自然なスピードやリズムで読めるようにすることで、リスニングの力にもつなげています。

発音は、話すためだけの練習ではありません。

相手に英語を伝えるため、そして相手の英語を聞き取るための、どちらにも必要な力なのです。