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【小学校英語指導】英語の先生も「わからない」と言っていい

英語の先生向け

2026.11.02

生徒の質問に、すぐ答えられないとき

英語を教えていると、生徒から思いがけない質問をされることがあります。授業で扱っている文法のこともあれば、単語の使い分けや発音、教科書には載っていない表現について聞かれることもあります。質問された瞬間に答えが出てこないと、「先生なのに答えられない」と焦ってしまうことはありませんか。

先生は何でも知っている人でなければならない。そんなふうに感じていると、わからないことを隠したくなったり、自信がないまま答えてしまったりするかもしれません。でも、生徒にとって大切なのは、先生がすべての質問に即答できることだけではないと思います。質問をきちんと受け止め、必要なら確かめてから答える。その姿勢も、教室で伝えられることの一つです。

返事の仕方をいくつか持っておく

その場で少し考えたいときは、“That’s a good question.”(いい質問だね)や、“Let me think for a second.”(ちょっと考えさせてね)と言えます。答えを確認してから伝えたいときは、“I want to make sure I give you the right answer.”(正確に答えたいから、確認させてね)という言い方もできます。

その場で一緒に調べられるなら、“Let’s check together.”(一緒に確認してみよう)と声をかけて、辞書や教材を開いてみます。すぐには確認できない内容なら、“I’m not sure about that. Let me check and get back to you.”(そこは確かではないから、確認して次回伝えるね)と約束できます。

どの表現を使うかは、質問の内容や生徒の年齢、その場の流れによって変わります。大事なのは、曖昧な答えでその場を終わらせず、「今は答えられないけれど、質問は歓迎している」「必要なことは確かめる」と伝えることです。

たとえば、文法の説明をしている途中で「でも、この文はどうしてこうなるの?」と聞かれたとします。自分の説明があいまいなままなら、すぐに答えを作らず、質問をいったん受け止めます。生徒が何に疑問を持ったのかを聞き返すだけでも、先生がどこを確認すればよいかが見えてきます。すぐ答えられる質問と、資料を見てから答えたい質問を分けることは、授業を止めることではありません。質問を大切に扱うための時間です。

「確認する」と言ったら、次につなげる

「次回調べてくるね」と言ったのに、そのままになってしまうと、生徒は次から質問しにくくなります。授業中に質問をメモしておく、どの資料で調べるか決める、次のレッスンの冒頭で答えを伝える。小さなことですが、約束を覚えていてくれたと生徒に伝わります。

また、答えだけを伝えるのではなく、「どこを見て確認したか」を一緒に話せると、生徒が自分で調べる方法を知るきっかけにもなります。先生が答えを渡すだけでなく、答えにたどり着く過程を見せることができます。

もちろん、いつも「一緒に調べよう」で済ませればよいわけではありません。授業の目標に関わる質問なら、わかりやすく説明する必要があります。一方で、少し発展的な疑問や先生自身もすぐには判断できない質問は、調べてから答えるほうが誠実な場合もあります。

先生が間違いをしないことより、間違いや不確かさにどう向き合うか。その姿を見て、生徒も「わからないことは、確かめていけばいい」と学ぶかもしれません。生徒から予想外の質問をされたとき、みなさんはどんなふうに返していますか。

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