札幌オンライン英語教室 Black Flamingo

Black Flamingo Blog

ブラックフラミンゴ ブログ

ローマ字の後にフォニックス? その順番、子どもが混乱する理由

英語の先生向け

2025.07.22

こんにちは😊
札幌厚別英語教室のサチです✨

今日は、英語を教える先生方、そして多くの保護者様が疑問に感じている、
ローマ字とフォニックスの学習についてお話ししようと思います!

小学校3年生になると、「ローマ字」の学習が始まります。
多くの保護者の方や先生が、「そろそろ英語の読み方も教えていこうかな」と思い始めるタイミングでもあります。

でも実はこの時期、ローマ字と英語の音(フォニックス)がごちゃまぜになって、子どもが混乱してしまうという声をたくさん聞きます。

.

.

■ たとえば、こんなことが起こります。

  • 「“a”は“エー”でしょ?なんで“ア”なの?」

  • 「“u”は“ユー”って習ったけど、“ア”って言うの?」

  • 「“shi”って書いたら“シ”だよね?英語だとどうなるの?」

このように、ローマ字の“音の感覚”が、英語の正しい発音(フォニックス)の習得をじゃますることがあるのです。

.

.

■ 実際に、こんな研究結果もあります。

  • 小学3〜4年生のローマ字学習では、「特殊な表記(si, hu, tuなど)」の習得が難しいという報告があり、ローマ字のルール自体がそもそも複雑であることが分かっています(KKnaviより)。

  • また、訓令式とヘボン式の混在や、「国語科としてのローマ字」と「英語科としてのフォニックス」の連携不足も、子どもたちの混乱を引き起こす要因として指摘されています(国語科教育学会誌より)。

  • フォニックス指導においては、「ローマ字読みやカタカナでの補助は、逆に発音習得を妨げる」という見解も多く、“ローマ字の知識をいったん忘れてもらう”ことからスタートすべきという声もあります(note記事、英語指導者ブログなどより)。

.

.

■ 私の実践:最初から“音”で教える

私自身、フォニックスを教えるときは、アルファベットの名前(A=エイ)から教えることはしません。

例えば…

❌「Ei, a, apple」
⭕「a, apple」

このように、最初から「英語の音」と結びつけることで、
子どもたちは混乱せず、すんなりと読み書きの力をつけていくことができます。

.

.

■ 保護者の方・先生方へ伝えたいこと

ローマ字とフォニックスは、似ているようでまったく違うルールを持っています。
もしお子さんがローマ字を学び始めたばかりなら、英語の音(フォニックス)は「別物」としてアプローチするのがおすすめです。

「ローマ字で読めるから英語も読める」は、残念ながら英語教育では逆効果になることもあります。

.

.

■ まとめ

  • ローマ字学習のあとにフォニックスを導入すると、音の混乱が起きやすい

  • フォニックスは「音」から教えることが大切

  • ローマ字と英語はルールも発音も別もの。分けて考えましょう!

.

.

最後に…

英語を学ぶ子どもたちが混乱せず、自然に音と文字をつなげられるように。
まずは、「エイ・ビー・シー」を封印して、「ア・ブ・ク」から始めてみませんか?😊

.

.

.


🌸英語の授業に自信を持ちたい先生へ

〜ブラックフラミンゴの《英語の先生コース》ご案内〜

「教え方が自己流になって不安…」
「フォニックスや発音、どう伝えればいいか迷う」
「授業がワンパターンで、もっと子どもが楽しめる方法を知りたい」

そんなお悩みをもつ先生のために、
ブラックフラミンゴでは【英語の先生コース】を開講しています😊

.

【対象】こんな方におすすめです!

■ 個人で教えている先生・英語教室の先生

  • フォニックスや発音指導を基礎から学び直したい

  • 年齢やレベルに応じたレッスンプランを作れるようになりたい

  • 保護者対応・教室運営のヒントもほしい

■ 学校(小学校・中学校)の先生

  • 「読み書き+発音」も含めた授業づくりに興味がある

  • 授業時間の中でフォニックスをどう取り入れるか知りたい

  • 英語が苦手な子や発音に戸惑う子への対応法を学びたい

.

💻受講形式

  • オンライン(Zoom対応):全国どこからでも受講可能です

  • 録画視聴あり:当日参加できない方も安心です

  • 少人数制/個別対応も可:初心者の方もご相談ください

📩 詳細・お問い合わせはこちらから
👉

友だち追加

まずは無料ガイダンス個別相談も受付中です♪
お気軽にご連絡くださいね😊