こんにちは、札幌厚別英語教室ブラックフラミンゴのさちです✨
今日は、私が現場にいたころと今の小学校英語の違いについて、感じたことをシェアしたいと思います!
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1. 教材と授業スタイルの変化
10年前は、教科書中心の授業がほとんどでした。
単語や文法を暗記することが中心で、アクティブに話す時間は限られていました。
現在は、単語や文法の暗記だけでなく、実際に英語でコミュニケーションを取る力(聞く・話す・読む・書くの4技能)の育成に重点が置かれています。
ICTを活用した授業が増え、Chromebookやタブレットで宿題を提出したり、デジタル教材で発音をチェックしたりする学校も多いです。
これにより、子どもたちは将来、英語を使って考えたり、表現したりする力を自然に身につけられるようになっています。
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2. 成績のつけ方(評価の軸)が変わった
以前は、テストや暗記の成果が中心の評価が多かった印象です。
今は、子どもたちが自分で考え、発信できる力をどれだけ育てられたかが評価の重要な軸になっています。
話す力や発表の積極性、授業での意欲も評価に含まれるようになり、テストの点数だけでなく、学びのプロセスも重視される傾向です。
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3. 宿題のデジタル化(保護者の方へ)
昔は紙のワークシートがほとんどでしたが、最近ではChromebookなどで宿題が出されることが多くなっています。
保護者の皆様にとっては、紙媒体しか経験していなければ少し戸惑うポイントかもしれません。
デジタル化により、教師側は提出状況をすぐ確認でき、子どもも手軽に取り組めるというメリットがあります。
この変化は、先生と子どものやり取りの効率化につながるだけでなく、家庭でのサポート方法も変わってきています。
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4. 先生の役割も変化
私が現場にいたころは、「教えること」が主な役割でした。
今は、子どもが自力でゴール(答え)を見つけられるよう、横で支え、適切なヒントや励ましを与える“伴走者”としての役割が求められています。
一方的に教えるのではなく、寄り添いながら学びをサポートすることで、子どもたちは自分で考える力を伸ばし、失敗しても挑戦を続けられるようになります。
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まとめ
10年前と比べて、学校英語は大きく変わりました。
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ICTの活用
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単語・文法だけでなく4技能のバランス重視
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評価の軸の変化(成果だけでなくプロセス重視)
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先生の役割の変化(教える→伴走)
これにより、子どもたちは単に知識を覚えるだけでなく、英語で考え、伝える力を育てることが可能になっています。
以前は地図(教科書)を指し示し、ルート(文法)を一方的に教えて終わりでしたが、今はナビ(ICT)を使いながら、運転手(生徒)が自分で判断し、迷いそうになったら横でそっとアドバイス(伴走)をする、という役割に変わってきている、と捉えることもできます。
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おわりに
学校英語の変化は、子どもたちが将来社会で必要な力を身につけるための大きな前進です。
保護者の皆様も、「昔と違う」と驚くこともあるかもしれませんが、教師と家庭が一緒に子どもを見守ることで、学びはより豊かになります。
これからも、現場の声や変化を伝えながら、英語教育の面白さや大切さを皆さんと共有していけたらと思っています。
