札幌市厚別区の英語教室 Black Flamingo| 対面・オンライン

Black Flamingo Blog

ブラックフラミンゴ ブログ

【小学校英語指導案】「1人しか聞けなかったら損?」小学校英語のインタビューをグループ活動につなげる方法

英語の先生向け

2026.08.31

先日、こんな質問がありました。

「英語のインタビュー活動で、答えるのに時間がかかる子とペアになったら、その相手は一人にしか聞けなくて、かわいそうじゃない?」

確かに、と思いました。

小学校英語では、習った表現を使って、教室内の友達にインタビューする活動がよくあります。

例えば、

What’s your favorite color?
I like blue.

というやり取りです。

「5人に聞いて、ワークシートに答えを書きましょう」と伝えると、すぐに5人分聞ける子もいれば、一人とのやり取りに時間がかかる子もいます。

また、答えるのに時間がかかる子とペアになったことで、相手の子も一人にしかインタビューできないことがあります。

話す速さや、答えるまでに必要な時間は一人ひとり違います。

それなのに、「何人に聞けたか」がそのまま活動の結果になってしまうと、話す速さによって「できた・できなかった」の差が生まれてしまいます。

インタビューを個人で終わらせない

そこで、インタビューで集めた情報を、個人のワークシートの中で終わらせないようにします。

全体で好きな色を聞いたあと、子どもたちは自分のグループに戻ります。

そして、それぞれが集めた色をグループ内で発表し、全員の結果を一つにまとめます。

例えば、

  • Blue:4人
  • Pink:3人
  • Green:2人
  • Red:1人

というように、グループ全員が集めた情報を合わせます。

その結果を使って、人気だった色を取り入れた「グループフラッグ」を作ります。

最後は、完成したフラッグをクラスに紹介します。

Blue is the most popular.
This is our group flag.

こうすると、インタビュー活動が、

質問する → 聞く → 持ち寄る → 数える → 選ぶ → 作る → 伝える

という一連の活動になります。

「何人に聞けたか」を個人の結果にしない

この活動では、一人ひとりがインタビューできた人数を、そのまま個人の成果にはしません。

一人にしか聞けなかったとしても、その一人分の答えは、グループの集計に必要な情報です。

ほかのメンバーが集めた情報と合わせることで、グループフラッグを作るための結果になります。

もちろん、この方法だけで、一人ひとりの発話回数が完全に同じになるわけではありません。

ただ、

「5人に聞けたから成功」
「一人にしか聞けなかったから失敗」

という活動にはなりません。

大切なのは、何人に聞けたかではなく、聞いた情報をそのあとどう使うかです。

インタビュー活動の終わりを個人で終わらせず、集めた情報をグループで使うところまでつなげます。

グループに戻った途端、全部日本語になっていませんか?

ここでもう一つ、考えたいことがあります。

せっかく英語でインタビューしたのに、グループに戻った途端、

「青が3人だった」
「じゃあ、青を使おう」
「ピンクも入れない?」
「その色鉛筆取って」

と、全部日本語になってしまう。

これでは、せっかくのグループ活動がもったいないですよね。

しかし、子どもたちに、

「グループでも英語を使ってね」
“English only!”

と伝えるだけでは、なかなか英語は出てきません。

子どもたちは英語を使いたくないのではなく、グループ活動を進めるために、どんな英語を使えばよいのか分からないことが多いからです。

グループ活動で必要になる英語を準備する

グループ活動に入る前に、子どもたちがどのようなやり取りをするのかを考えてみます。

例えば、今回のフラッグ作りでは、

  • 集めた結果を伝える
  • 使いたい色を提案する
  • 友達の意見に賛成する
  • 色や道具を確認する
  • 必要なものをお願いする

といったやり取りが必要になります。

色を提案するときなら、

Let’s use blue.
How about pink?

という英語が使えます。

このような表現を活動前に確認し、黒板に残したり、各グループにカードとして置いたりします。

「グループでも英語を使って」と言うだけではなく、そこで必要になる英語を、子どもたちが使える形で用意しておきます。

型通りの会話に戻さないために

ここで用意するのは、全員が同じ順番で繰り返す、完成した会話ではありません。

「Aさんはこのセリフ、Bさんはこのセリフ」と決めてしまうと、グループ活動でも、決められた英語を言うこと自体が目的になってしまいます。

青を使いたい子もいれば、ピンクを提案したい子もいます。

友達の意見に賛成する子もいれば、「これはどう?」と別の色を見せる子もいます。

伝えたいことに合わせて、必要な英語を自分で選ぶ。

そのために、完成した会話ではなく、活動を進めるための短い表現をいくつか用意します。

これなら、子どもたちは自分たちでフラッグについて考え、選び、英語を使って伝えることができます。

日本語を禁止するのではなく、英語を使えるようにする

グループ活動を英語で行わせるために必要なのは、日本語を厳しく禁止することではありません。

子どもたちが活動中に何を伝えるのかを先生が想像し、必要になる英語を事前に準備しておくことです。

インタビュー活動も、ワークシートの空欄が埋まったら終わりではありません。

集めた情報を持ち寄り、比べ、選び、何かを作り、最後に伝える。

そして、グループ活動の中でも、子どもが自分の目的に合わせて英語を選べるようにする。

そこまで設計することで、習った英語が、ただ練習するための英語ではなく、実際に使う英語になっていきます。

 

🎁無料プレゼント

グループ活動では、どのような英語を準備しておけばよいのでしょうか。

今回、グループ内で必要になる英語を5つの目的に分け、授業中にそのまま提示できる「グループ活動お助けフレーズカード」にまとめました。

欲しい方は、Instagramの該当リールのコメント欄に、「グループ」と入れてください。

 

インスタアカウントリンク

英語の先生向けアカウント